ドル円FX敗残兵の戦後

ドル円で借金を作った人のその後の人生を追います

支払日

27日、今日がクレジットカードの支払い日だ。

クレカ上限まで入金した代償を一旦清算する日である。


私の手元に残っていたのは近年のキャッシュレス決済普及とそれに追従できない人達のひずみにより財布に溜まっていく幾ばくかの現金とバイクを売った時のお金がある程度だ。


そして月末はクレカの支払いだけでなく家賃、投資マンションの入居者がいないことによる出費、生活費もろもろも引き落とされる。


結論から言うと318万円を借入した。

とんでもない額である。

あちこちから借り入れ集めた。

これが正しい手法か分からない。


が、まずはなんとかお金をつくることができたのでここに残しておこうと思う。


全てを失った日から今日までを逆算し、ローン申し込みを銀行などへ行った。

まず行ったのはフリーローンだ。

フリーローンは無担保でお金を借入する方法らしく、例えば労金や銀行などで申し込みができる。

千葉銀さんの仮審査をしてみたところ100万円なら審査が通りそうだったので申請してみた。

免許証や保険証、源泉徴収票が必要なので用意しておくといいだろう。

https://www.chibabank.co.jp/kojin/loan/free/tenSeconds/


3営業日で返事をもらったが落ちてしまった。

落ちることがあるとは思わなかったため、労金きらぼし銀行にも審査をしてみたがこちらも落ちた。


どうやらフリーローンでの借入は難しそうであった。


そこで次にカードローンの申し込みを行った。

フリーローンとの違いは審査が通りやすく借入も迅速、ただし金利が少し高くなるなどである。

多くの場合返済も簡単で、スマホやコンビニなどのATMでできるらしい。

そこで口座を持っている銀行4社に申し込みを行った。

この時点で4月に入っていたため、カードローン比較サイトを使って追加で3社にも申し込みをした。

また用心のためクレジットカードの借入申し込みも行った。

各社によって希望額を提示する場合と、会社から限度額を提示してくる場合があった。

希望額を出す場合は50万円とした。


銀行は2社が100万円、1社が50万円、もう1社が30万円を限度額とし借入できるとのことであった。

概ね当日から2日程度で審査結果が分かり、借入時は口座に振り込まれると言うものであった。

ネットバンキングの設定をしておけばすぐに入金が確認できる。

カードローン会社は1社が審査落ち、1社が10万円、1社が90万円の限度額となった。

こちらは数時間から1日で審査結果がわかった。

借入しなければお金を払うことは無いため早めに申し込みしておくのが良さそうである。

いや、利用する機会がないほうがいいだろうか。


これでとりあえず引き落とし金額には到達した。

あとは金利や利息無料期間を考えて借り入れを行った。

6月になればボーナスが入り一気に借金を減らせるし毎月10万円からのお金を返済できるはずである。


何も購入していないのにものすごい額の借金を背負ったのだ。

これまで動かしたことがないような金額を右から左へ、ATMからATMへ飛ばすのである。

時には自分で運ぶ。

財布が閉じない厚みのお金を引き出し入金しにいく。


やはり物質として目の前で触るとその重さがわかる。

キャッシュレス決済が普及している昨今で麻痺していた感覚に吐きそうになる。

いや、実際吐いた。


あの日とはまた違う感覚であった。

このお金があればどれだけのことができただろう。

どんなものを買えただろう。

両親たちが私にかけてくれたお金はどれほどだったろう、その何割を溶かしたのだろうか。


端的に言えば挫けそうである。

死ぬのはいつでもできるだろうからまずは目の前の数字を減らすことに尽力してみようと思う。

3180000、この数字をいかに早く0に出来るか。それとも利息が膨らんでいき死ぬことになるのだろうか。

もし読者の方がいればともに答え合わせができれば幸いである。